同会は平成8年から約2年かけて大阪市内の地下鉄の駅(全111カ所)について、障害者用トイレの使い勝手やエレベーターの有無などを調査。大阪市交通局に改善案を提案してきた。
冊子は地下鉄の現状などを写真やイラストをまじえて伝え、実際に利用者や障害者、お年寄りらから意見を聞いて検討した13の提案を「21世紀の駅ビジョン」として紹介。「案内表示などをわかりやすく」「エレベーターなどの設置で移動を楽に」など、設備の改善とともに、利用者のマナー向上を呼びかけている。
また「地下鉄ウォッチングから冊子作りへ」では駅の実地調査の苦労話も交えて、ワークショップの展開や活動の広がりなどをまとめた。小山代表は「街の交流拠点としての駅を見直してもらうと同時に、市民活動の1つのあり方の記録として参考にしてもらえれば」と期待している。
冊子はA4判、価格は1冊1000円。送料(1冊310円)は実費負担。「おんなの目で大阪の街を創る会」まで郵便振替(口座番号00960−3−117932)で振り込む。問い合わせは同会(電話06・6925・1459)へ。
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