男女平等に向けて活動を続ける女性に大阪市が贈る「きらめき賞」の今年度の受賞者が13日決まった。受賞が決まったのは、家庭養護促進協会大阪事務所長の岩崎美枝子さん(57)/おんなの目で大阪の街を創る会/高齢社会をよくする女性の会・大阪。贈呈式は17日午後1時半から、東淀川区のクレオ大阪北で行われる。(松本泉)
岩崎さんは1967年から、里親探しのための民間社会福祉機関である家庭養護促進協会に勤務。家庭に恵まれない子供たちに里親を探し、里親家庭を支援し続けてきた。毎日新聞大阪面に長期連載している「あなたの愛の手を」などとともに連動し、これまでに1000人近い子供たちが里親に引き取られている。また88年には思春期妊娠危機センターを設立し、性の問題に悩む若者もサポートしている。
また、「おんなの目で大阪の街を創る会」は、すべての人にやさしい街づくりを女性の視点でとらえようと学習会を開催したり、地下鉄全駅の実態調査などを実施、提言を続けている。
「高齢社会をよくする女性の会・大阪」は、高齢者の自立支援と介護の社会化をテーマに、講演会やシンポジウムの開催、介護活動の実態調査などを行っている。 |